人類の歴史の中で「覇権国家」に対して「次のチャレンジャー」が拮抗するぐらいのパワーを持つようになったら戦争になる…っていうのは「ほぼ避けられない」ぐらいのルールみたいなものなんで、中国のGDP総額が近いうちにアメリカを超えるかも?という状況になったら情勢が緊迫するのは当然すぎるほど当然の現象としてあった。
それを「自民党のせい」と考えるのは、よくSNSでネタにされてる
安倍晋三『やれ』 習近平・トランプ(バイデン)・金正恩『はい』
…みたいな世界観じゃないですか。
こういうリベラル勢力の暴走が悲劇を招かないために安倍時代の”高圧姿勢”があったとして、それを自民党側だけの落ち度にするのはものすごいアンフェアなことだと私は思います。
なんでこうなるか?っていうと、要するに戦争の反省を本当にはしてないからなんですよね。
当時の「煽りまくったメディア、突き上げまくった国民」には罪が全くなくて、「軍」とかいう「私たち完全な善人とは一切関係がない絶対悪」がどこかから何の意味もなくやってきて悲劇を起こしたと考えてるからこうなってしまう。
普通に戦争に突入した経緯を考えると、以下みたいなことは「ヤバいからやめろ」っていう学びを普通に得ているはずなんですよね。
・英米秩序がムカつくからといってそれに挑戦する新興のコワモテ二番手と結ぶべきだと言い始める(昔はドイツ、今は中国) ・国際的事情からの妥協に対して「弱腰だ!」と激怒して徹底的に政府を突き上げる (昔は軍縮条約とかその他、今は基地問題とかその他)
両方とも、平和な時ならいいけど国際的な勢力バランスがデリケートな時期に暴走したら、ドミノ倒し的に火種が膨らんで「まじでヤバい」案件ですよね。
そこで「自民党はそんな戦争がしたいのか!」とか吠えまくってるのはほんと、先の戦争の失敗をまじで反省していただきたい『狂気』だったと言えるでしょう。
「反省する」っていうのは「自分たちは何も悪くないけど日本政府とかいう極悪人が無理やりやってきて」とかいう責任転嫁をすることじゃないんですよ。