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後付エアコン装着のハードル…
後付エアコン装着のハードル…
現在でも「後付エアコン」を取り付けてくれる業者があります。しかしもともとクーラー設定のないクルマであれば、コンプレッサー、コンデンサー、エバポレーターといった必要なパーツを後付していかねばなりません。
こうしたパーツは純正品など当然用意がありませんから、軽自動車用など現在手に入るパーツを現物あわせで流用し、加工していかなければなりません。ですのでコストに関しても一概にいくらで、というものではなくケースバイケースとなってしまいますね。
そしてなにより、コンプレッサーをエンジンの力(ベルト)で動かして、冷媒を圧縮しなければなりません。これにパワーを喰われてしまうので、まず出力がダウンします。それと停車時も稼働させると「バッテリーへの負荷」が高まるため、ダイナモの発電量のキャパシティを超えてしまう事もあります…。
そうなればバッテリー上がりの可能性もありますから、クーラーを停止させるか、アイドリングを高めに保たなければなりません。しかしそうすると「オーバーヒート」の可能性が高まるという、どうやっても何かしら問題が出てくるわけです…。
そしてなにより、コンプレッサーをエンジンの力(ベルト)で動かして、冷媒を圧縮しなければなりません。これにパワーを喰われてしまうので、まず出力がダウンします。それと停車時も稼働させると「バッテリーへの負荷」が高まるため、ダイナモの発電量のキャパシティを超えてしまう事もあります…。
そうなればバッテリー上がりの可能性もありますから、クーラーを停止させるか、アイドリングを高めに保たなければなりません。しかしそうすると「オーバーヒート」の可能性が高まるという、どうやっても何かしら問題が出てくるわけです…。
こうした点を考えると、ひとつの選択肢として「あきらめる」というものもあります。実際そうしてしまっている旧車オーナーも多数おられます…。着替えのシャツ、タオルを常備しながら窓全開、扇風機と団扇で夏を乗り切る。走れば「三角窓」から排ガスと季節の匂い混じった空気がたっぷり入ってきます。
夏場の急な豪雨でもあった場合にはすぐに窓が曇って危険な状態になります。そこは常備してあるタオルで慌てずガラスを拭く。劣化したパッキンからの雨漏りに舌打ちしながらも、つい笑ってしまう…。
こうした不便さを含めて「テイスト」として楽しめるか、というのが大げさでなく、旧車オーナーに求められる条件です。いろいろ現実的な事を考えれば尻込みしてしまうかもしれませんが、一歩踏み込むと泥沼のようにハマってしまう、それも旧車の魅力といえましょう。
憧れを手に入れるには相応のリスクがありますが、悔いのない選択をするならば、一歩踏み出してみるのも大いにアリ、なのではないでしょうか。時すでに2015年。躊躇していると昭和の名車はどんどん目の前から遠ざかっていってしまうのが事実なのです…。
提供元・CarMe
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