その点、ボニフェイスは完全なるセンターフォワード型のストライカーで、レバークーゼンでも1トップ、あるいは3トップの真ん中として起用されている。
レアルのFWの控えはトルコ代表の19歳FWアルダ・ギュレルくらいで、18歳のブラジル代表MFエンドリッキやモロッコ代表MFプライム・ディアスのFW起用、また2トップへのフォーメーション変更で凌いでいる状況だ。そこにボニフェイスが加われば、戦術に幅ができるだけではなく、固定化された3トップをローテーションさせることも可能となる。
レバークーゼンのフロントは、移籍金交渉に着く目安を5500万ユーロ(約90億円)に設定している。札束攻勢となればプレミア勢に分があるかも知れないが、自分の才能を開花させてくれた恩師と一緒となれば、このナイジェリア代表FWがマドリードの地を踏む可能性は高いだろう。