ホテルは、オテル フォンテベッラ。特に豪華ではないのですが、窓から見える景色(私はこの景色をPCの壁紙にしているくらいお気に入りです)、時々聴こえてくる大聖堂の鐘の音、小鳥のさえずりなどは、もうここに何もせず数日ぼんやりしていたいと思うほどです。今回は、日程の関係で、たった1泊。次回はせめて2泊したいです。

オテル フォンテベッラのバレービューの部屋から。お天気が良ければ、もっと遠くまでウンブリア渓谷が一望です。

このホテルのレストランはかつて、ポルチーニ茸の手打ちパスタがこの上なく美味しくて、2泊したときは、毎晩食べていたくらいでした。しかし昨年コロナ禍後、初めて来たとき、シェフが変わっていて、球体料理などのコンテンポラリーな感じになっていて、これはこれで良いのでしょうが私の食べたいものではなくて残念でした。

仕方がないので、翌日アッシジの街を歩きながら、ランチタイムに素朴なパスタを出していそうなトラットリアを探したら、ありました!

Trattoria Degli Umbriの正面

街の中心部、コムーネ広場の外れに良さげな食堂、Trattoria Degli Umbri。食いしん坊の直感で入ったら大当たり。ポルチーニ茸ではないですが、黒トリュフが山盛り入っている、手打ちタリアッテレが、なんとフライパンをお皿代わりに出してくれる、豪快なお店です。今回もそのお店に、宿泊した翌日のランチに伺いました。

野菜のブルスケッタ(キャラメリゼした玉ねぎ、黒トリュフと水牛のチーズ、トマト、アボカド?)

パスタの前に、前菜として、パンの上にアボカドのペーストや、水牛モッツァレラとトリュフ、ペコリーノチーズ、キャラメリゼした玉ねぎ、トマトなどを載せた野菜のブルスケッタ(オープンサンド)もお願いしました。昨年食べてみて美味しかったのです。アボカドのペーストの下には、オリーブオイルと薄く蜂蜜も塗られていて、それがとても美味しくて、家に帰ってから、再現したものを何度も作って、ホームパーティで出しているほど気に入っています。

黒トリュフの手打ちタリアッテレ。16ユーロ。