クルマを運転する人なら誰もが持っている運転免許証。個人には12桁の運転免許証番号が付与されているが、実はその数字には秘密がある。ここでは、運転免許証の数字の秘密について紹介しよう。

運転免許の歴史

運転免許証の数字の秘密について見ていく前に、運転免許証の歴史について見ていこう。クルマが日本で走ったのは、1898(明治31)年と言われている。このころはまだ運転免許証はなかった。

運転免許証が日本で登場するのは、それより15年後の1903年である。最初の免許証は日本全国で統一されたものではない。愛知県が独自に「乗合自動車営業取締規則」を設け、運転手に許可証を発行したのが始まりといわれている。

その後、運転手に許可証を発行する自治体は増えていったが、現在の免許証の形になるのは、まだ先のことだ。1919年に自動車取締令が施行され、これが全国共通の交通法規となる。その後、約40年の時を経て、1960年に道路交通法が施行され、現在の免許の形ができあがった。

このように、長い年月を経て、現在の運転免許証の形になったのだ。