■「ありとあらゆる技術を使って…」

ゲームとしての面白さのみならず、RPG初心者にもわかりやすいシステムを目指しながら、シナリオやマップ、キャラクター、セリフ、モンスター(まもの)、呪文など、様々な要素を組み合わせてゲームを制作したという2人。

しかし、そこで大きな壁となったのが“データ容量の問題”だったという。中村氏は「アクションゲームとかに比べて、文字情報がすごい多いですし、シーンも移り変わるのでRPGはデータ量が多い」とその理由を明かす。

「ありとあらゆる技術を使ってメモリを捻出するっていう…ドラクエを作っている時は容量との戦いでした」と当時を振り返っていた。