元セレッソ大阪所属のDFジャスティン・ハブナーをはじめ帰化選手を10名以上擁するインドネシア代表は、11月15日開催のFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選で日本代表と対戦。FW小川航基(NECナイメヘン)、MF南野拓実(ASモナコ)、MF守田英正(スポルティングCP)、DF菅原由勢(サウサンプトン)にゴールを奪われ0-4で敗れたが、“日本嫌い”で知られる韓国人のシン・テヨン監督に解任の可能性があるという。
インドネシアは9月開催の最終予選で格上のサウジアラビア、オーストラリア相手に引き分け。帰化戦略の推進でメンバーが大幅に入れ替わったこともあり、グループ屈指のダークホースとして注目を浴びていた。しかし、10月の最終予選では招集メンバー27名中13名が帰化選手という構成だったにもかかわらず、バーレーンに引き分けると、中国戦では1-2と敗れていた。
最終予選残り6試合のうち、アウェイゲーム2試合が日本戦とオーストラリア戦であるだけに、W杯本大会出場にむけてホームゲーム残り4試合での勝ち点獲得が必要であるインドネシア。日本戦でもホームスタジアムにおよそ6万人のファン・サポーターが詰めかける中、前半からサイドの裏のスペースを突いたり、前線へシンプルに放り込む攻撃がはまっていたものの、GK鈴木彩艶(パルマ)の好セーブもあり先制点を奪えず。前半30分以降に4度もゴールネットを揺らされるなど、地力の違いを見せつけられた。
シン・テヨン監督解任の可能性は、日本戦前の10月30日にベトナムメディア『vn』が報道。インドネシアサッカー協会(PSSI)のエリック・トヒル会長は最終予選4試合で3分1敗という成績に不満を抱いているだけに、11月のホームゲーム2試合の結果次第で監督人事の見直しを行う考えを示しているという。