永久会員という既得権益を剥奪するわけにはできませんが、この問題を解決する方法があります。
私の友人のアイディアですが、メンバーシップを維持するための要件となっているクレジットカードの年会費を引き上げることです。
例えば、年会費が5万円、10万円といった価格に引き上げられれば、利用頻度が低く割に合わないと思う永久会員はメンバーから離脱していくことになります。
これは航空会社からすれば、利用者数の減少につながることになりますが、利用頻度の高い優良顧客の満足度は高まり、他社からの優良顧客のシフトも期待できます。
収益性の低い顧客に合わせたサービスを提供することで優良顧客を取り逃すよりも、顧客層をセグメントして優良顧客にフォーカスしたサービスを提供するモデルに変えていく。
どの商売でも、大口の利用者を優遇するのは、当たり前のように行われていることです。
顧客を差別する事は良くないですが、実績に応じて顧客を区別するマーケティング戦略はラウンジ運営でも積極的に進めて欲しいものです。
編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年11月14日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。