ふるさと納税は「納得感」が鍵になるのか

ふるさと納税に5割弱が賛成! 反対派は2割弱、納得感が制度利用の鍵に【URUHOME調べ】
(画像=「税金の使い道を自分で選べる」「地方の活性化につながる」といった賛成派が上位に(「URUHOME」調べ)、『オトナライフ』より 引用)

ふるさと納税に対する考えを聞いてみると、賛成派の多くは「税金の使い道を自分で選べる(15.8%)」と回答。「自分の納税したお金がどのように使用され、その地域に還元されるのかは、選べるので自分の納得できる納税方法だと思う」「税金の使い道に透明性がなく、かつ、高所得の場合にほぼ恩恵を受けられないと感じたことも多かったので、ふるさと納税で使途や返礼品などを選べるのは良いと思う」といったコメントからわかるように、税金の使い道への納得感からふるさと納税を好意的に捉えている人が多いようだ。

続いて多かったのは、「地方活性化につながる(14.6%)」「好きな地域を応援できる(10.6%)」という意見。「大都市と地方都市、特に東京都一極集中といった格差をなくす上でも有効だ」「自分の地元にお金を落とすことができるので、毎年必ずふるさと納税をしています」と回答している人もおり、地方創生というふるさと納税の本来の狙いに賛同している様子が伺える。

「どちらとも言えない」派の多くは、「利用経験がない(12.0%)」と回答。収入条件によって、誰でも必ずしも節税効果があるわけではないため、利用したことのない人もいるだろう。また、「メリットもデメリットもある(10.2%)」と回答した人もいた。ふるさと納税によって自分の住む地域の財源が減り、公共サービスの質の低下につながることを懸念し、諸手を挙げて賛成とは言えないようだ。

「反対」派で最も多かった回答は、「本来の趣旨が失われている(6.6%)」だった。近年、自治体による返礼品競争が過熱しており、自治体よりも返礼品に注目が集まっていることからこのような意見が出ているのだと考えられる。ふるさと納税が現在抱えている課題を解決し、より納得感のある制度になれば、さらなる利用増加につながるのかもしれない。

出典元:【URUHOME(ウルホーム)】

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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