OPショップの店舗
オーストラリアで有名な大手OPショップと言えば、Australian Red Cross、Vinnies、SALVOS(The Salvation Army)、Good Sammyなどがあります。
Red Crossは赤十字ですが、それ以外の大手OPショップはだいたいキリスト教系のものです。これら大手は大きな街へ行けば必ずありますし、小さな町でも観光地であれば高確率であります。
商品は寄付されたものなので基本的に中古品ですが、使えないような壊れたものや汚いものは売られていません。なかには新品やブランド品もあり、それらの値段は少し高めに設定されています。
商品の1つずつに値段タグが付けられており、状態やブランドによって値段が変わることが大手の特徴です。また、支店間で商品を入れ替えることもあるようです。
それに比べて、田舎でコミュニティーによって展開されているOPショップの場合は、売り上げを地域に還元するものが主流です。
働いている人は地域のボランティアで、とてもフレンドリーな人が多い印象です。ただし、開店しているのは週に数日のみのであることがほとんどです。
田舎のOPショップでは商品の状態に関わらず『大人服2ドル、子ども服1ドル、ジャケット・コート5ドル』のように値段が種類別で一律であるところがほとんどです。なので、掘り出し物を発見することも!
地域の人からの寄付されたものが売られているので、その地域性がもろに出るところもOPショップの醍醐味です。やはり都市部だと若い人向けのものが多く、そのぶん大手で扱われることが多く少し高値です。
その点、田舎だと落ち着いた雰囲気の商品が多いですが、オーストラリアでは年齢に関係なく好きなデザインや色のものを使用する傾向があるので、商品のラインナップはあまり気になりません。
むしろ上質な物が多くあります。そして値段が一律なので、私は俄然田舎OPショップ派です。
OPショップでお買い物
私のお気に入りOPショップでの、ある日のお買い物の様子を紹介します。我が家から60km離れたところにあるJerramangupのKOKODA OPショップ。
<KOKODAとはお店のある道の名前>
地域のボランティア運営の田舎のOPショップですが、ここはとにかく規模が大きいのです!
<外観>
<内観>
どこのOPショップでも主に女性の洋服が中心となりますが、ここはキッチン用品や家具家電、子ども・男性物の洋服も多く、とにかく楽しいです。
スプーン1本とか中途半端なサイズのお皿が1枚とか、タッパーの蓋だけなんかで売られており、『誰が買うの?』と思ってしまったこともありましたが、これが案外役に立つことも。
これらの普通のお店では買えないものが、ちょっとしたアイデアで生活に役立つアイテムに変身することもあるので侮れません。
この日の私のお買い上げ商品は、ジャケット、トップス、グラス4個、DVD2枚、グラインダー、クリーム絞り機、照明器具。
これ全部合わせて20ドルです。しかもジャケットはKathmanduなのに4ドルと掘り出し物!やっぱりOPショップはやめられません。