自民党総裁選は本年9月に行われる見込みである。
そして、次の衆院選は、来年10月の任期満了までに行われるが、総理の支持率からしばらく解散はないとすると、9月の総裁選の勝者が、次の衆院選における自民党の顔となる。
麻生太郎氏に敗れたが、小池知事は衆議院議員であった2008年9月、自民党総裁選に立候補しており、日本初の女性首相は、欲しくないはずはない立場だろう。
小池知事が、日本初の女性首相に至る道筋に関し、最近、二つの大きな環境の変化があった。
一つは、柿沢元議員の不祥事による東京15区の補欠選挙である。この補選は、4月に行われるが、週刊誌記事でも小池氏の立候補の可能性が取りざたされており、当選すれば、首相の条件の一つである衆議院議員になることができる。
日本初の女性首相を目指すのであれば、総裁選立候補のため、当選後のどこかのタイミングで、大義を掲げ、自民党に復党することとなるだろう。