では解散ですが、巷では様々なタイミングの読みあいになっていますが、私はそのまま24年9月末の自民党の党首としての任期満了まで全うしたほうが良いと思うし、そうなると思います。あまりにも不人気、かつ対抗馬となる政党もない中で解散カードを切ると日本の政治そのものが総崩れになる可能性があります。
言い換えると自民党党員と議員が選んだ党首を自分たちで再度、どうするか考えよ、ということです。仮に岸田氏以外の人が当選した場合、その新首相は岸田氏がやったような早期解散をせず、半年程度、運営し、政治的手腕を見せた上で国民の審判を問うべきでしょう。そもそも首相の解散権などというのはもう流行らない手法で伝家の宝刀のような持ち上げ方は止めた方がよいと考えます。
ちなみに主要国のトップの支持率は何処も散々なもので、アメリカ、フランス、カナダ、英国、ドイツ…目も当てられません。例えば私の住むカナダではトルドー政権が低支持率故に辞任も解散もできない、だけど国民は不満たらたらというあきらめムードが漂っています。政治家というのは不人気商売になり替わってしまったということなのでしょう。
では今日はこのぐらいで。
編集部より:この記事は岡本裕明氏のブログ「外から見る日本、見られる日本人」2023年10月30日の記事より転載させていただきました。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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