こうした近年の自民党リーダーたちの傾向をどのように捉えれば良いだろうか。筆者は、日本の顔としてこれまで以上に世界で活躍する我が国のリーダーに対して、国際性や異文化の受容力、外国語での発信力を期待する多数の国民の声が、近年密かに結実しているのかもしれないと考えている。
因みに筆者自身は、コロンビア大の後輩である小泉氏には無論頑張って欲しいものの、米国以外への留学経験もあるという点で自らと共通項のある、河野太郎氏の複眼思考により強く惹かれ期待する(河野氏はジョージタウン大時代にポーランドの現ワルシャワ経済大への留学経験がある)。