読売のこの箇所は気になります。「派閥が一定の存在感を示した」は派閥の存在に対し、肯定的ともとれる表現です。政策をともに研究、検討する政策集団は必要です。これまでの派閥はカネ集めや、議員数の力で政治力(ポストの配分)を行使する存在でした。
それが裏金問題を引き起こしました。従来型の派閥は解消しても、政策集団は存在すべきでしょう。読売にはそこを十分、考察してほしかった。
編集部より:このブログは「新聞記者OBが書くニュース物語 中村仁のブログ」2024年9月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、中村氏のブログをご覧ください。