■ビタミンDが欠乏している
免疫力の低下にどのように対処すればよいのか。
適切な栄養補給はもちろんのことだが、特に重要視すべきはビタミンDであるという。
イスラエル、スペイン、ベルギーのデータは、ビタミンDレベルの低下が、新型コロナウイルス感染症による死亡の独立した危険因子であることを示している。ビタミンD欠乏症の患者では、心血管疾患のバイオマーカーが上昇している割合が高かったのだ。
ビタミンDには新型コロナウイルス感染症の状況下で有益である可能性のある免疫調節効果が数多くあり、重要な抗菌効果を発揮するビタミンDのレベルが低いと機能不全を引き起こす可能性があるというコンセンサスがあるにもかかわらず、残念なことにこれまでのところビタミンD欠乏症から世界の人々を守るための措置は何もとられていない。たとえばビタミンD欠乏症は子供を呼吸器感染症にかかりやすくするのである。
ビタミンDサプリメントは、免疫系の低下に対する重要な危険因子を修正するための比較的簡単で適用可能な介入であることが証明される日が近いという。サプリメントの摂取のほうがワクチン接種よりも予防効果が高いとも考えられるということで、ピーターズ氏は国民の健康への費用対効果の高い投資としてビタミンDサプリの提供を推奨している。
コロナ禍を通じて著しく低下してしまった免疫力を取り戻すべく、ビタミンDに留意しつつ適切に栄養を補給し、これからのインフルエンザの季節をサバイバルしたいものである。
参考:「Brownstone Institute」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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