■8割の人が「現実」知らなかった
全国の10〜60代の男女1,000名を対象としたアンケート調査にて、今回は「爽健美茶の原材料に使われているのはどちら?」という設問を用意。選択肢は「プーアル」と「ヨモギ」の2択である。

調査の結果、やはり「プーアル」を選択した人の割合が多く、全体の77.9%という圧倒的な結果に。前出のCMソング歌詞には登場しないものの、しっかり原材料に含まれている「ヨモギ」だが、こちらを選んだ人は22.1%であった。

なお、世代ごとの回答結果を見ると、記者と同じ30代が最も「プーアルが使われていると思う」という回答割合が大きいと判明。次いで大きいのは40代で、最も割合が小さいのは10〜20代であった。
続いては調査データを元に、『爽健美茶』を展開する「日本コカ・コーラ株式会社」に詳しい話を聞いてみる。その結果、知られざる「爽健美茶の歴史」が明らかになったのだ…。
■爽健美茶、10年前にイメチェンしていた

1994年の全国発売以来、「ブレンド茶」という新たなカテゴリーを確立した『爽健美茶』について、日本コカ・コーラ担当者は「時代の流れともに素材も少しずつ変化させながら、多くのお客様に親しまれ続けています」と説明する。
「原材料からプーアルが姿を消した」経緯について尋ねると、「2013年にお客様からの投票を受け、プーアル茶を加えないことでカフェインゼロを実現し、より身近に飲んで頂ける製品としております」との回答が。プーアルの他にも、たんぽぽの根、小豆、びわの葉など、現在は不使用となった原材料は複数存在するそうだ。

そんな『爽健美茶』は、今年5月にフルリニューアルを果たしたばかり。担当者は「ハトムギ、玄米、大麦、どくだみ、はぶ茶、チコリー、麦芽エキス、月見草、ナンバンキビ、オオムギ若葉、明日葉、杜仲葉、ヨモギ」の13種類の素材をブレンドし、やさしい恵みが詰まったすっきり香ばしい味わいに仕上げています」と、その魅力を強調している。