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不名誉なランキング……“事故多発交差点ワースト10”を公開!
日本で事故が多発している交差点はどこ?
不名誉なランキング……“事故多発交差点ワースト10”を公開!
警察庁は2023年1月4日、2022年の交通事故死者数を発表しました。
なんと昨年は1948年から統計が始まって以来、交通事故による死者の数は過去最小になったということですが、最も死者数が多かったのは大阪府で141人。2位以下も愛知の137人、東京の132人と、都市部はほとんど同数となっています。
交通事故が起こりやすい場所のひとつに交差点が挙げられますが、一般社団法人日本損害保険協会が地方新聞社の協力を得て、2021年の各都道府県のデータをもとに作成した“事故多発交差点ワースト10”というものが公表されています。
日本で最も事故が多い交差点は、どこでしょうか?
日本で事故が多発している交差点はどこ?
事故が多発している交差点の3位に選ばれたのは、人身事故件数が19件だった大阪府の「阪和豊中交差点」と、同じく大阪府の「梅新東交差点」でした。
阪和豊中交差点は南北にかけて国道26号(片側4車線)、東西には市道(片側2車線)がぶつかる地点。日本損害保険協会の調査によれば、国道沿いに飲食店や商業施設などが多く立ち並んでいるそうです。
国道26号は大阪南部を縦断する主要幹線道路のため、大阪の中でも特に交通量の多い交差点として有名。さらに右折車両も多いせいか、事故のパターンは「追突(9件)」「右折直進(8件)」が多くを占めています。
一方で、梅新東交差点の場合は交差点の四隅に設置された歩道橋の階段や橋脚、特に南東角の駐輪防止柵によって見通しが悪くなっているそう。実際に同交差点を通っている人からは、さまざまな声が寄せられています。
「赤信号でも左折可だから、ややこしいのは事実」
「自転車用の信号がないから、ぶつかりそうな自転車をよく見る」
利用者によると、同交差点は“常時左折可能”という特殊な信号設定になっているようで、“危険な箇所”と認識しているドライバーは少なくありません。
続いて2位は、事故件数21件だった東京都の「池袋六ツ又交差点」。大きな特徴は多くの道が複雑に交わる“六差路交差点”です。車や人の往来が多いのに加え、高速道路の支柱によって見通しが悪くなっています。
さらに交差点が大きく屈曲しているのも特徴の一つ。通過する際は周囲の安全確認を十分におこなうことが求められるので、ドライバーにとって特に神経を使う交差点と言えるでしょう。
ここまで3位と2位の交差点を見ていきましたが、さらに事故件数を上回る“日本で最も危険な交差点”にはどこが選ばれたのでしょうか?