経常黒字は増加してるのに円安が止まらないのはなぜ・・?
経常黒字の第一次所得収支のうち「直接投資収益」は海外の日本企業が現地で稼いだ収支で多くは円に戻さず再投資されておりキャッシュフローを反映した指標ではない。
経常収支から再投資収益を除いたものが定義①、債券利子も除いたものが②… pic.twitter.com/cEfFdm8zZA
— 越前🐕 (@taraba777) May 23, 2024
日本の大企業は今や国内投資より海外投資のほうが多いので、円安で輸出が増えて景気がよくなるという単純な関係にはありません。これが黒田日銀の最大の誤算でした。
高橋などのリフレ派が「円安にはメリットしかない」というのは、黒田日銀の円安誘導を応援したときからのポジショントーク。実際には円安で成長率は上がらず、インフレ目標も実現できなかった。貿易黒字で景気を回復させるという黒田日銀の発想が時代錯誤だったのだ。DtWp9IzpP
— 池田信夫 (@ikedanob) June 24, 2024
円安は消費者からグローバル企業への所得移転なので、日本経済全体としては損でも得でもありませんが、1ドル=300円という極端な水準になると、消費者の負担が大きくなって暴動が起こるでしょう。