これでは中流以上の親が苦しくなるのは当たり前です。なにせ給料がそれほど増えていないのです。
その上習い事は日本の2倍や3倍の値段。部活だってタダではありません。
アパホテルや東横INNのレベルのホテルの宿泊代が3万円や4万円。コンサートに行けばチケットは5万円。とにかく様々なものの値段の桁が日本と異なります。実はアメリカの物価は今や欧州の北部よりも高く、ドルが強いのもあって、欧州から遊びに行く人もいません。
仕事も作られておらず、都市部は犯罪も悪化。大学を出ても仕事がない。これでは生活不安になるのは当たり前です。
高い賃金を稼げる仕事はAI関係の技術職など非常に限られているし、金融もITも数千人単位の大規模なリストラ。高い学費を払っても仕事がないのです。
私のアメリカにいる元同級生や友人たちは公務員やサラリーマンなのですが、子供の学費をどうやって払うのかと悩みまくっています。老後資金だってありません。
日本に移住したがるYouTuberがいるのにも納得されるでしょう。
アメリカ労働統計によれば、アメリカでフルタイム雇用されている人の2024年第3四半期の年収の中間値は6万580ドルとなっています。貯め替が1ドル150円なら約910万円、1ドル120円なら720万円です。
厚生労働省の令和4年から令和5年の統計によると、に日本人のフルタイム雇用者の年収の中間値は約396万円だからアメリカの方が多いのですが、しかし物価が高いので実質的な生活レベルは日本のほうが上です。
このように経済が非常におもわしくない状況で、バイデン政権やリベラルの人々はLGBTQの権利保護や環境問題など有権者の生活を向上させるためには、直接関係のない事柄に熱心に取り組んでいたわけですから、呆れるのは当たり前です