■毒によるアナフィラキシー症状か
女性の話では、自身は別の部屋にいて、男性の部屋から大きな音がしたため様子を見に行くと、すでにトカゲが男性の手に張り付いていたという。
また女性は、「彼は手を噛まれたようで、直後に繰り返し嘔吐しました」「次第に意識がなくなり、呼吸が止まったんです」などと、捜査員に説明している。
男性を噛んだのは、アメリカドクトカゲという種類のトカゲだ。名前の通り毒を持っているが、健康な成人が噛まれても死亡例はまれだという。しかし噛まれると、激しい痛みに加え、吐き気、めまいなどのアナフィラキシー症状が出る。
男性の死因については、より詳しい毒物検査が必要で、現在も調査中だ。