ルーミー、ソリオ以外の選択におすすめな5台
日産 キューブ
2002年にデビューした2代目の日産 キューブは、独自の四角いボディと左右非対称のリアデザインで一斉を風靡しました。
その2代目のコンセプトを受け継いで2008年に登場したのが、3代目(Z12/NZ12型)キューブです。
スクエアなシルエットはそのままに、愛嬌のあるフロントフェイスを採用。ツートーンを含む11色のボディカラーを用意して、若者を中心に人気となりました。
ドライバーがシートから乗り出さなくてもボンネットの先端がみえるデザインは、狭い路地などでも非常に乗りやすくなっています。
また、おおきなサイドウインドウも死角が少なく広く感じられますし、フロントドアの開口部も広く、お年を召した方はもちろん、チャイルドシートからお子さんを降ろすときなども重宝します。
キューブの特徴でもある横開きバックドアは、背の低い女性やお子さんを抱っこしながらでも操作しやすくなっているのが嬉しいポイント。
リアシートは6:4分割で、なおかつトランクからワンアクションでたたむことができるので、ホームセンターなどでおおきなものを購入した際などに使いやすくなっています。
エンジンは1.5Lの直列4気筒のみ。スタイリッシュガラスサンルーフが装着されていないモデルの燃費は、JC08モードで18.0km/Lとなっています。
特別仕様車「コダワリセレクション」や「インディゴセレクション」は専用内装を装備したモデルで、台数は少ないもののお買い得になっています。
2008年から2020年まで販売期間が長い3代目キューブは、低年式車であれば50万円以下でみつかります。自分好みのカラーと使用用途にあったキューブを探してみてください。
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トヨタ bB
日産 キューブのヒットに触発されたように、2000年に投入されたモデルが初代トヨタ bBです。
スクエアなボディで使いやすく、エンジンは1.3Lと1.5Lが用意されていた初代bBですが、現在ではタマ数があっても、過走行になっていたりするので余程好きな方以外は2代目がおすすめです。
その2代目モデルは2005年にデビュー、2016年まで販売されました。姉妹車として、ダイハツ クー、スバル DEXが存在します。
「クルマ型Music Player」をテーマに、20代のすべての人たちに訴求できるモデルとして企画された2代目bBの室内は「音・光・またっり」がキーワード。
サラウンドDSP技術を駆使したオーディオシステムや、音と連動する室内のイルミネーション、座面が深く沈み込むことによりいままでにないくつろぎ感を醸成するフロントシートなどを採用し、隠れ家的な雰囲気を演出していました。
2011年には、いまやトヨタのお家芸ともなった「煌(きらめき)」バージョンを追加設定。
エクステリアにフロントメッキグリルをはじめ、各部のメッキ加飾、ハイグロス塗装を施した専用アルミホイール。
内装は、ピアノブラックのセンタークラスターをはじめレジスターノブやドアハンドルにメッキ加飾、さらに11個のスピーカーが搭載されるなど、文字通り煌き感を高めた仕様です。
ほとんどの年式がも50万円前後からで購入できますが、走行距離が少なかったり、カスタマイズされた個体は100万円近いプライスタグが付いていることもあるので、使用用途に応じて車選びをしたいところです。
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カローラ ルミオン
トヨタ カローラ ルミオンは、2007年から2014年まで販売されたモデルです。
アメリカのサイオンブランドで販売されていたxBをベースに、日本のマーケットにあわせて化粧直しを行ったスタイリングは、水平・垂直基調のシンプルな箱型シルエットです。
全長は、他のトールワゴンと変わらない4,210mmという数値ですが、全幅が1,760mmもあるので、室内はライバルよりもゆったりとした印象になっています。
荷室容量は5名乗車時で310L、リアシートを倒したときは709L。サイズは、最大で奥行き1,645mm×幅1,495mm×高さ865mmというもので、IKEAやホームセンターなどで大物を購入した際にも活躍してくれそうです。
くわえてリアシート下には、大型のアンダーボックスが装備されているのもポイント。リアシートのクッションを跳ね上げると、傘やサンダル、アウトドアで濡れたウェアなどが収納できます。
シャシーまわりは、コンパクトハッチのオーリスと同様なので、普段乗りもするけれど、休日は遠くへのドライブに使用したいという方に、「Fun to drive」が楽しめるしっかりとした乗り味が魅力となっています。
エンジンは、1.5Lと1.8Lのガソリンが用意あり、中古車ではほぼ半々。使い方や、車の雰囲気で気に入ったものを選ぶほうがよさそうです。
中古車は、エアロパーツやブラック基調のインテリアを採用した特別仕様車の「オン B リミテッド」の最終(2014年モデル)で100万円前後、初期モデルであれば30万円前後でも購入できるので予算と用途に合わせて選びたいところです。
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ダイハツ クー
大人気のダイハツ トールの先代モデルにあたるクーは、2006年から2013年まで生産されていたトールワゴンです。
トヨタとの共同開発されたモデルで、2代目bBが姉妹車にあたりますが、クーはヤングファミリーやヤングミセスをターゲットにしており、それらにあわせてエクステリアや内装デザインが変更されています。
室内はフロントがベンチシートタイプになっているので、狭い駐車場で助手席側から乗り降りする際にも移動が容易ですし、ジュニアシートの必要なお子さんをとなりに乗せた場合にも距離が近くて安心できます。
リアシートは240mmもスライドできるので、リアにチャイルドシートやベビーシートを装着させた際に、パパママに使いやすい空間が生まれるなど、トールワゴンとしての能力は高そうです。
中古車のタマ数はそれほど多くありませんが、50万円以下でトールワゴンを狙うなら、おすすめの1台です。
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ホンダ フリード FLEX
ホンダ フリード フレックスは、初代ホンダ フリード(GB3/4/GP3型)の2列シート仕様として発売されたモデルで、2008年から2016年まで販売されました。
厳密にはコンパクトミニバンの派生モデルになりますが、選択肢のひとつとしてあえてピックアップしてみました。
ちなみに2代目フリードでは、5人乗り仕様はプリード+(プラス)に車名を変更。さらに現行の3代目フリードでは、 アウトドアテイストのクロスターだけの設定となっています。
フリード フレックスのエンジンは、フリードと共通の1.5Lガソリンのみ。トランスミッションはFF車がCVT、4WDは5速ATの組み合わせです。
室内の2列目シートは大人3人がゆったり座れる6:4の分割シートで、シートバックのセンターにはアームレストが内蔵されています。
その2列目シート後方には、サードシートが取り払われたことで、荷室長1,085mm、荷室高1,240mm 、容量715Lというおおきなラゲッジスペースが用意されることもポイント。
床面の高さも480mmと低く、愛犬のケージやベビーカーなどは、ウォークインで車内に載せることが可能です。
フリード フレックスは、3列シートは必要ないけどスライドドアが欲しいという子育てファミリーにおすすめです。
オプションで用意されていた「サイドパイプラックシステム」は、いくつかのパイプを組み合わせることで棚を作成し、広いラゲッジスペースを有効に活用できるパーツです。
純正ならではのしっかりした作りなので、装着されている中古車を探してみてはいかがでしょうか。
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