ジェームズ司法長官 トランプ側の主張に疑問
20日、ジェームズ司法長官は法廷に提出した文書で、トランプ氏側の支払い努力に疑問を呈した。
ABCニュースによると、司法長官の弁護士は「被告は保証会社にどの不動産を提供したのか、どのような条件で提供したのか、あるいはなぜ保証社会社はその資産を受け入れることに消極的だったのかを正確に示す書面証拠を提出していない」と批判した。
トランプ氏側は、世界最大の保険会社との交渉に無数の時間を費やしたとしたほか、他の保証会社は、不動産のような有形資産を担保として受け入れないとも説明していた。
司法長官側はさらに、「保証会社は特定の資産を担保として拒否した可能性がある」とも主張し、「なぜなら、トランプ氏の不動産は一般的に”資産評価”を必要とするからであり、そして被告が主張するほど彼の保有資産に価値がないからだ」と述べた。
また、トランプ氏側の説明が信頼できない理由に、個人的な友人であるゲイリー・ジュリエッティ氏とトランプ・オーガニゼーションの法務顧問のアラン・ガーテン氏の宣誓供述に基づいている点を挙げ、ジュリエッティ氏は第一審で判事から信頼できる証人ではないと判断され、ガーテン氏は問題行為に関与しており、「この訴訟に職業上の利害を持っている」と、問題を指摘した。