■母親の「ファインプレー」だった…?

取材時点(3月上旬)では未開封のままであった小銭について、ポスト投稿主・次郎等もさんは「母が当時、拓銀のパートでしたので、その関係で入手したものかと思います」と振り返っている。

両親が缶や瓶の類に貯めていた小銭を整理・処理しようとした際、偶然発見したそうだ。発見時の心境については、やはり「昭和64年」と「たくぎん」のダブルパンチで、大いに驚いたとのこと。

なお、北海道拓殖銀行は98年に道内の営業を「北洋銀行」に譲り、同行は08年に「札幌銀行」と合併し、現在に至る。「拓銀」の詳細について同行に取材を打診したが、残念ながら回答は得られなかった。

そこで続いては、同貨幣の「価値」について、専門家に話を聞いてみることに…。