■「ここに落ちたら一発でゲームオーバー」

同ポストは見た者に多大なる衝撃を与え、投稿からわずか数日で4,000件近くものリポストを記録。

他のXユーザーからは「少年漫画でよくある、特殊なバトルフィールド?」「マリオとかロックマンが侵入したとき、ここで倒せるようにね」「『星のカービィ』で見たことある」など、漫画やゲーム作品を引き合いにしたリプライが多数寄せられていた。

なお、ポスト投稿主・鰐軍壮さんに写真の詳細を尋ねたところ、こちらは江ノ島電鉄の「長谷駅」で撮影したものと判明。

発見時の様子について、鰐軍壮さんは「誤侵入防止にしてはイカつすぎるビジュアルだな、ゲームでここに落ちたら一発でゲームオーバーになりそうだな、と思いました」と振り返っている。

日本一殺意が高い踏切、その光景に目を疑うも… 「なくてはならない」理由が納得だった
(画像=『Sirabee』より引用)

そこで今回は、話題の設備の詳細について「江ノ島電鉄株式会社」に詳しい話を聞いてみることに。その結果、「鎌倉市ならでは」の事情が明らかになったのだ。

■「この見た目」が重要だった

トゲ状の物体の詳細について、江ノ島電鉄の担当者は「線路内に立ち入らないために設置されているものです。列車が安全に運行ができるようにしております」と、説明する。

「事情としては理解できるのだが、それにしても殺意が高すぎるのでは…」と思わずツッコミかけたが、担当者は「鎌倉市内は公道も狭いため、踏切との識別の役割も果たしております」とも補足していた。

日本一殺意が高い踏切、その光景に目を疑うも… 「なくてはならない」理由が納得だった
(画像=『Sirabee』より引用)

見た目だけでは「殺意の高いトラップ」としか映らないが、実際はその逆。その正体は、利用者や通行人の守り神だったのだ。市内の環境や事情を考慮した結果、視覚的に分かりやすい形状が求められたのだろう。

今回の投稿を受け、こちらの設備に興味を持った…という人も少なくないと思うが、付近を通行時は決して立ち入ったりしないよう要注意。軽率な行動が大きな事故に繋がるケースも、十分考えられるのだ。