小さく、無理のない行動を続けた2年後

仕事机にグリッパーを置いて、こまめに握力トレーニング。2年間続けてわかったこと
(画像=右手で80ポンド(約36kg)が閉じられるようになりました。、『Sirabee』より引用)

そして約2年が経過。

今では60ポンドは両手とも卒業し、80ポンド(約36kg)へ進みました。36kgは右手では閉じられるようになりましたが、左手ではまだ閉じられません。

なので、今のアバウトな目標は左手でも36kgを閉じられるようになり、今年中に100ポンド(約45kg)にトライすること。

以前、スタンフォード大学の行動科学者BJ・フォッグさんの著書『Tiny Habits: The Small Changes That Change Everything』についての記事で、できるだけシンプルに小さい行動を、ルーティンに無理なく組み込むことの重要性について紹介しました。

それに倣い、ハンドグリッパーをデスクに置いてビジュアルの刺激(キュー)にしていつでも使えるようにしたのが、その行動を習慣化するのに役立ったと思います。

変化を実感

その小さな習慣の積み重ねが27kg→36kgという具体的な握力のアップに現れました。

これまでが弱々しかったというわけではないのですが、買い物やゴミなど重いものを持たなければならないときなど握力の強さを実感できて、ささやかな自信を感じられるように。

ほかの筋トレも続けていますが、今は低下したマイナス分を取り戻している感じです。

でも、以前のように「筋力が落ちている」とか「疲れやすい」と感じることは少なくなりました。少しずつでも継続していけば、年齢に関係なく体は応えてくれるんですね。

「トレーニング」といえばジムで機器を使って行なうようなシリアスなものが思い浮かびます。しかし、こんな小さな行動を日常生活に取り入れて習慣化して筋力(この場合は握力)をアップできるなら、「トレーニング」に対する意識も変わっていきます。

そうやって意識と行動のポジティブな変化を、螺旋階段を上がるがごとく、進化させ続けていきたいと思っています。

――2023年6月27日の記事を再編集のうえ、再掲しています。

ライフハッカー・ジャパンより転載

(取材・文/LIFEHACKER)

提供元・Sirabee

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