高齢者マークは何歳からつけるべき
高齢者マークの表示義務は年齢によって定められています。誰でも表示できるマークではないので注意しましょう。
75歳以上のドライバー
75歳以上のドライバーに対しては、高齢者マークの表示が義務付けられています。これは1997年に高齢者マーク制度が導入されたときに定められた年齢です。
現在75歳以上のドライバーの方は、無条件で高齢者マークを貼り付けましょう。
70歳以上のドライバー
70歳以上、75歳未満のドライバーの方の高齢者マークは“努力義務”となっています。
法令には“加齢に伴って生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすときに表示”と明記されており、70歳以上のすべてのドライバーにマークの表示義務が課せられているわけではありません。
しかし、加齢に伴う身体の機能の低下を自覚することは難しいかもしれません。
努力義務とはいえ、70歳を過ぎたら運転に自信があっても、高齢者マークを表示しておくと安心かもしれませんね。
高齢者マークを付けたがらない場合はどうすればいい?
高齢ドライバーを保護する目的で作られた高齢者マークですが、中には「自分が高齢者であることを主張するようでいやだ。」と表示を嫌がる方もいるでしょう。
そのようなドライバーに対しては、どういった対応をするとよいのでしょうか。
対応1:義務であることを伝える
まず考えられる方法は、“高齢者マークの表示は義務であることを伝える”ことです。
高齢ドライバーの中には、自分が高齢者マークの表示義務対象となっていることを知らない方もいます。
高齢者マークは、車の運転をする上で必ず表示しなくてはならないものであることを教えてあげてください。
対応2:オシャレなマークがあることを教えてあげる
高齢者マークは、、現在様々なタイプが販売されています。
“高齢者マークのデザインが気に入らないから貼りたくない”という方にはオシャレな高齢者マークをおすすめしてみてはいかがでしょう。
ただし注意が1点。高齢者マークは初心者マーク同様、サイズに規定があります。
道路交通法に定められた高齢者マークの適切なサイズは“横幅14.05cm、縦幅15.35cm”です。
極端に小さいものや、デザインがわかりにくいものはマークとして不適切な場合があるので注意しましょう。
対応3:万が一のときに守ってくれるマークであることを伝える
一般ドライバーには、高齢者マークを表示した車を保護しなくてはならないルールがあります。
そのため、高齢者マークの表示は自身の安全を守るための手段として利用できることを伝えてみてはいかがでしょう。
高齢者マークを表示している車に対する幅寄せや、無理な割り込みには以下のような重い罰則が課せられます。
罰則内容 | 罰金 | 反則金 | 基礎点数 |
大型・中型車 | 5万円以下 | 7,000円 | 1点 |
普通車・二輪車 | 5万円以下 | 6,000円 | 1点 |
小型特殊車両 | 5万円以下 | 5,000円 | 1点 |
高齢者マークを付けた車への危険行為は、悪質な場合、罰金まで課せられます。
このように道路交通法では高齢者マークを付けた車両の保護は大切なルールとして定められています。
高齢者マークを付けたがらない方には、マークがもつ意味をもう一度教えてあげてくださいね。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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