高齢者マークとは
高齢者運転マークとは、正式名称を“高齢運転者標識”といい、高齢者が自動車を運転するときに表示しなくてはならないマークです。
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1997年に誕生したこのマークは、75歳以上のドライバーを対象に表示することを求められています。
これを表示している車両には、幅寄せや、必要な車間距離が保たれないような車線変更が禁止されます。
2002年には表示対象となる年齢を75歳から70歳に引き下げ、より多くのドライバーが表示対象となりました。
高齢者マークの種類
高齢者マークの種類は主に2つ。
水玉のような形状で、黄色とオレンジのカラーリングが施された“もみじマーク”と、四葉のクローバーとアルファベットの“S”を組み合わせたような新デザイン“四つ葉マーク”です。
もみじマークは旧デザインとされ、現在はすべて四つ葉マークに移行していますが、旧デザインのマークを表示していても問題はありません。
高齢者マークを付けなかった時の罰則
高齢者マークは表示義務はあるものの、罰則はありません。とはいえ今後罰則対象にならないとも言えませんし、交通事故を未然に防ぐためにも表示を心がけたほうがいいですね。
高齢者マークを貼る位置
高齢者マークを貼る位置は、初心者マークと同じで、車体の前面と後方、地上から0.4m以上、1.2m以下の位置です。
前後に1枚づつとされていますので、運転に自信がないからといって複数枚貼ってはいけません。
また、吸盤タイプのものをフロントガラスに貼り付けるのは法令違反となりますので、必ずボンネットに貼り付けましょう。