■イガの対策、気を付けるポイントは…
こうした特徴を踏まえ、担当者は「干した洗濯物や外出時に着ていた洋服に虫が付いていた場合、気付かないまま一緒に家の中に持ち込んでしまうケースがあります。外出後はよく見て、払うなどの注意が必要です」と、注意を喚起する。
さらに、食べこぼしや皮脂の汚れなどもイガの餌になるため、クリーニングや洗濯などで衣類に付いた汚れをしっかり落とし、清潔にしてから収納するのも重要だという。
これらの対策を行い、タンスにしまって防虫剤を置けばひと安心…と思いたくなるが、油断は禁物である。じつは、イガは「高湿度で繁殖しやすい」という性質を持つのだ。
アース製薬担当者は「湿気がこもりやすいクローゼットやタンスは定期的に換気を行い、小まめに掃除をして、イガが発生しにくい環境にすることが重要です。防虫剤を効果的に使用することで、こうした害虫を寄せ付けない環境が作れます」と、その対策法について説明している。
これまで防虫剤をタンス(引き出し)の底に置いていたという人も、ぜひ今年からは「衣類の上」にセットしてみてほしい。
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