■「服の上に置くのが効果的」な理由は…

防虫剤の効果的な設置場所について、アース製薬担当者からは「揮発した防虫成分は下に行く性質があるため、服の上に置くほうが効果的です」との回答が。

担当者はさらに、「防虫剤の成分は空気より重く、上から下へ広がるため、置くタイプは衣類の上に、吊り下げタイプは一番高いパイプにかけるのが大切です。最近ではワンプッシュタイプの防虫剤もあるため、ご自身のライフスタイルに合わせてご使用ください」と、アドバイスしてくれた。

タンスに入れる防虫剤、効果を発揮する置き場所に驚き… 4割弱が「知らなかった」と判明
(画像=『Sirabee』より引用)

その他にも、防虫剤を使用する際に注意すべきポイントはあるのだろうか。こちらの疑問に対し、アース製薬の担当者は衣類害虫「イガ」の名前を挙げる。

「衣蛾」というストレートな漢字表記を持つイガは、幼虫で体長5~6mm、成虫は体長5~6mmほどの小さな蛾。この幼虫が衣類の動物質繊維(羊毛など)を食害し、虫食い穴を起こすのだ。