トラクターに乗って、木炭作りを見学
エコミュージアムでは徒歩でのガイドツアーやワークショップが頻繁に行われています。中でも、エコミュージアム周辺をトラクターで回る体験がおすすめです。この体験は入場料金に含まれておらず、3歳以上1名2ユーロ(2024年9月現在)を現金で支払う必要があるので要注意。
トラクターの荷台に乗り、野菜や果物の畑を巡ったり、かつてアルザス地方でも生産されていたタバコの畑を見学したりします。これらの畑は徒歩でもアクセス可能ですが、エコミュージアムは広大なので、トラクターだと休憩を兼ねることもできます。
木を伐採し、地中に掘った穴で焼成することで木炭を作る生産場も残されており、昔ながらの伝統的な方法で木炭を作る過程が見学できます。トラクター旅の終盤には、古くに使われていた農機具や葡萄畑の見学も。
家畜の見学や餌やり体験も!
エコミュージアムには馬やロバ、牛、うさぎ、豚など数多くの動物が飼育されており、見物や餌やり体験をすることができます。また、春の季節には子羊や子豚、子ヤギが生まれ、可愛い赤ちゃん達を見ることも。また、馬や牛はエコミュージアム内で馬車や牛車をひいたり、昔のアルザスと同じように人間と一緒に働いています。
さらに、1日数回、豚の餌やり見学やヤギへの餌やり体験も開催されます。そして、アルザスといえばこうのとりが有名ですが、エコミュージアムの建築物の屋根にも40以上のこうのとりの巣があり、2月から8月までの間、こうのとりの姿を見ることができます。エコミュージアムのこうのとりの群は、アルザス地方でも最も大きいものと認定されているのです。
まとめ
アルザスのかわいい町並みを訪れることはあっても、その建築様式や建物の歴史を知る機会はなかなかありません。エコミュージアムに来れば、アルザス地方のさまざまな街の歴史を実際の建築物に触れながら、体験ができます。
トラクター体験や動物との触れ合いなど、大人から子どもまで楽しめる屋外博物館にぜひ、訪れてみませんか?
基本情報 L'Écomusée d'Alsace
住所: Chemin du Grosswald, 68190 Ungersheim, France
営業時間: 毎年冬・夏の開館時間が変わるため、公式サイトで要確認
定休日: 月曜日
文・写真・Saori K. Courtois/提供元・たびこふれ
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