「LM」のパワートレインは、2.4リッターのターボ・エンジンに6速AT、フロント用のモーターと後輪用モーターを組み合わせた4WDのハイブリッドです。これは「クラウン クロスオーバーRS」に搭載されているものと同じですが、「LM」の方がよりパワフルなセッティングになっています。走らせてみれば、このパワートレインが非常に気持ちよいのです。
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2024/11/08
レクサス「LM」の試乗インプレッション 後席だけでなくドライバーも大満足の走り
わずかなアクセルペダルの操作に対して、しっかりとトルクがついてきて、気持ちよく高回転まで回ってゆきます。また、パドルシフトも用意されているので、まさに意のままにパワーを引き出すことができるのです。そのため、車両重量2460㎏というヘビー級のクルマでありながらも、意のままの加速が楽しめるのです。
また、面白いのは、アクセルとブレーキの雑な操作はスルーしてしまうというところ。意のままの走りと、後席の人を思いやすスムーズな走りを両立しているのが、このパワートレインのすごさと言えるでしょう。
運転の楽しさと乗り心地の良さを両立するシャシー性能
運転していて、さらに感心したのはシャシー性能の高さです。重心が低く、剛性が高いため、非常に高い安心感が得られます。操舵に対する反応は、おっとりとしているのですけれど、反応が一定で、コントローラブル。姿勢はフラットを保ち、路面からの衝撃は、みごとなまでに、上手にいなします。
基本的に快適な乗り心地なのですけれど、特別に用意された「リヤコンフォートモード」を使うと、さらに姿勢はフラットになり、後席の乗り心地が向上します。車体の剛性を高めているだけでなく、周波数感応バルブ付きAVSというサスペンションにより、ダンパー特性を変化させて、後席の乗り心地を高めています。
後席の極上の快適性
ちなみに筆者は「LM」の運転に専念しましたが、同行した編集者兼カメラマンは、後席で「LM」の走りを体感していました。その人物いわく「座った瞬間から、他とは違う、極上のクルマであることが実感できました。包み込まれるようなシートの座り心地も最高でした。走行中の乗り心地も文句なし。パーソナルな空間であることも素晴らしかった。思わず寝てしまいますね」とか。まさに絶賛という感想でした。
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