先日、SNS上でこんな投稿がバズっているのを見かけました。
某日系大企業の人事曰く、過去の膨大なデータ分析の結果、内定に最も相関する変数は卒業した「大学名」ではなく「高校名」だったそうです。
中でも公立進学校出身者は特に高いようです。これは学力と社会性(内申点)がバランスよく反映された有力指標であり、殆ど外れはないとのこと。
— じゅそうけん (@jyusouken_jp) October 29, 2024
高校は重要かつ公立校出身者の評価が高いという点は筆者も同意見です。実は昔から人事担当の間ではそうした声は一定数ありますね。
特に理系は地方公立校の評価がおしなべて高い印象があります。
そういえば10年くらい前に某週刊誌から「有名進学校の方が有利って聞いたんですが」という取材があって、「いやそんなこと言ってる人会ったことないですね。逆に地方の公立校出身者の方が評価高いって人ならいますけど」って言ったらボツにされたことありましたね。
カチンときたので勝手に添削してやりましたが(苦笑)
【参考リンク】「やっぱり有名進学校出身の同級生には勝てないなあ」と思ったときに読む話
では、日本企業は公立校出身者のどこを“評価”しているんでしょうか。そして、その風潮は今後も続いていくのでしょうか。
いい機会なのでまとめたいと思います。
JTCが公立校出身者を好むわけ昔からそうですが、進学校というのはそれぞれがターゲットとする大学受験をゴールとし、最も効率的なカリキュラムを提供しています。
東大や早慶、医学部受験といったゴールに向け、最大限効率化されたツールが揃えられているわけです。
だいたい一年くらい前倒しで学習し、進研模試みたいな一般の共通テストでは1学年上(人によっては2年上も)のテストを受験する学校も多いですね。
普通の公立校の生徒で全国模試受けて偏差値70くらいあったのになぜか東大も早慶もダメでした、みたいなのはこれが原因です。