■岡野氏の分析、儚く崩れ去る…

話題のフリーペーパーの詳細について、リクルート担当者は「首都圏各駅の、新築マンション価格相場を紹介する目的の特集です。各駅からアクセスしやすいターミナル駅までの所要時間と併せてご紹介しています」と、説明する。

この「首都圏各駅」は一定期間内に一定戸数以上の新築マンション供給実績があった駅を対象に価格を集計したもので、今回は首都圏246駅の価格相場を掲載していたという。

「豊島区庁舎」(ブリリアタワー池袋)周辺の池袋の街並みが写った写真が採用された経緯について、担当者は「埼玉県内の各駅は池袋駅までの所要時間をご紹介させて頂くケースが多く、埼玉県在住の方にとって池袋は『利用しやすい都心ターミナル』にあたると考えています」と説明する。

埼玉の情報誌、表紙に致命的ミス発見と思いきや… 「池袋は埼玉の領土」と証明されてしまう
(画像=『Sirabee』より引用)

続けて「そのため、埼玉県でマンションを購入して暮らす場合の『広域生活圏』のようなイメージとして、池袋の街を表紙ビジュアルとさせて頂きました」「一般論ですが、マンション価格は都心ターミナル駅までの所要時間(アクセスしやすさ)が相場にも影響しますので、その発着点となる都心ターミナルであることを念頭にご覧頂くと、『価格マップ』の意味合いもご理解頂きやすくなるのでは…という趣旨もございます」と、その背景を丁寧に補足してくれた。