■除外や統合によって欠番が生じた

1920年頃にはまだ3つだけした報告されていなかったビタミンだが、このような微量栄養素はその後も発見されるだろうとアルファベットを付けていくことが提唱され、その後、多くの研究者がビタミンであろう成分を報告することとなる。

その中で、「重要な栄養成分であるがビタミンの定義に合わない」「すでに報告されたビタミンと同じ」「あとで再現できない」などの理由から除外、統合されていった結果アルファベットに欠番が生じていった。

また、最初にビタミンBとして報告されたものが混合物であることがわかり、B1,B2などとして分類。この数字に欠番があるのも、アルファベットと同様の理由で除外、統合されたからだという。

不自然な歯抜けに見えるアルファベットは、ビタミンという栄養素が歩んできた歴史をあらわすものでもあると思うと、なかなかに感慨深い。

(文/Sirabee 編集部・蒼羽 結)

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2024年7月12日~2024年7月17日
対象:全国10代~60代男女700名 (有効回答数)

提供元・Sirabee

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