■生命維持に必要なアミン類

ビタミンという名前は、1912年にポーランドの生化学者カシミール・フンクによって、生命維持に必要なアミン類(Vital + Amine)という意味の「Vitamine」と命名された。その正体は正常な生理機能を営むために必要不可欠な微量有機栄養素だ。

“その必要量を体内で作れず体外から取り入れなければならない有機化合物のうち、必要量が微量であるものの総称”と言えばわかりやすいかもしれない。

アルファベット順に並べると「ビタミンA、B1、B2、B6、B12、C、D、E、K」それに「葉酸、ナイアシン、ビオチン、パントテン酸」を加えた13種の栄養素がビタミンと呼ばれている。