「百合子さんはカイロ大を卒業していないと実名で明言している北原百代さんに確認したのです。彼女のいうことが虚偽なのでしょうか伺います。」
と重ねて小池知事に確認するも、政策企画局長が
「繰り返しになりますが、経歴につきましても、トップマネジメントにおける寄附金についても、知事がこれまで議会など様々な場面でお伝えしてきたとおりでございます。」
とまた答弁しました。
いずれの内容も、過去に誰も質したことのない私が独自に調べた初めての質問です。「知事がこれまで議会などでお伝え」したこと、「知事がこれまで議会など様々な場面でお伝えした」ことにつき、議事録を検索しても発見ができませんでした。「これまでお伝えしたこと」の根拠も不明です。
本会議場での正式な一般質問ですので、本議会以外の場所で語ったことは当然過去の答弁に含まれるものではないはずです。本会議場で事実に基づかない答弁をしたとすれば、虚偽答弁ということになります。地方公務員法第30条、第31条、第32条に抵触しまいか大きな懸念を抱くものです。
また、知事の経歴に関する議会答弁については、地方自治法上、同法第153条に言う「普通公共団体の長の権限に属する事務の一部」には該当せず、知事の補助機関である職員に答弁を委任することのできない、知事個人の責務に帰属するものと解するべきと考えます。
平成28年11月25日小池知事は、豊洲市場の盛り土問題に関し、内部調査報告書で責任者とされた8人以外に、都議会で事実と異なる答弁を行った幹部らも対象として懲戒処分を下しています。(詳細こちら)ことほどさように、都議会での虚偽答弁は厳しく戒められるものであります。
虚偽答弁をした政策企画局長、答弁拒否をし、政策企画局長に答えさせた小池知事の監督責任は重大なことから、上記の対応を求めるものです。
【お姐総括!】
豊洲問題では、正義漢ぶって調子と都合が良いときは幹部職を懲戒処分し、都民の代表の都議の質問で都合が悪くなると逃げて部下に虚偽答弁させて雲隠れ。
ここに至るまで私は、自分の勘違いだったら大変失礼ですから、古谷ひろみ政策企画局長へ過去の答弁を是非教えて下さいとまず内線電話をかけ、担当課長でいいのでお返事を待っていますと伝えたのですが、今日にいたるまで全く連絡がなかったことから、請願書提出に至りました。
それとても、渡そうとしたら、たらいまわしになって全然連絡がない。
業を煮やして「知事室前で待たせて頂きます」と内線して向かいましたところ、ようやく受け取る始末。
法律に則った文書を受け取り拒否すれば、行政手続法や条例違反のそしりもうけかねません。
それを罪のない都職員にやらせることができる小池百合子という人間性が本当に信じられません。 小池都政になって法順守の理念が崩壊の一途をたどっております。
女帝の都合で処分されたり、虚偽答弁押し付けられたり、都庁職員もたまったもんじゃありません。 都民のために無辜なる都職員のために私は引き続き小池知事の退陣を求めるものです。
答弁拒否・虚偽答弁の全容はこちらご参照!
編集部より:この記事は東京都議会議員、上田令子氏(江戸川区選出)のブログ2024年3月21日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は上田氏の公式ブログ「お姐が行く!」をご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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