自分で変えられないことはしない
また、もう1つ条件がある。それは自分の力で変えられないことは最初からできると考えず、諦めて手放すべきということだ。
たとえば他者理解である。これは最初から変えることができないパラメータと割り切る他ない。「あなたは自分のことを分かっていない! この部分もちゃんと理解してほしい!」と願っても、相手の認識は相手の領域なので、こちらが手を出すことができないのである。
相手から好かれ/嫌われていても、それを変えることは決してできない。あれこれ伝えても余計に嫌われて徒労に終わる。なので相手にお任せするほかはないのだ。
また、適正の有無もこだわって食らいつかずにさっさと諦める方が良いだろう。やっていて楽しいと思わない強い苦痛の伴う仕事や、社風が合わない会社などどうやっても慣れないものはある。
そんな時、自分の適正を変えることはできないので、こだわらずに早めに見切りをつけて次のステージへ進むのが良いだろう。自分も会社員の時も、独立した後もやってみて合わないものは無理に続けずに次に進む、ということを繰り返してきた。
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様々論じたが、これに当てはまらないケースももちろんある。たとえば諦めずに何度もしつこく熱烈にアタックしたことで、最初は断られていたが熱意に負けて結婚、今は幸せな家庭を築いているという話もあるのだ。見極め上手になりたいものである。
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