例えば、常連が集まる予約が取りにくいお店では、これ以上お客さんが増えると常連客に迷惑がかかるという理由で撮影禁止にしているところもあります。

また、お料理のお皿や盛り付けを他のお店にマネされたくないという理由や、撮影していると出されてから時間が経ってしまい味が劣化するからという理由のお店もあります。

確かに、カウンターのお店で一眼レフのような大きなカメラを取り出して、バシャバシャ写真を撮っている人が隣にいると気が散って食事に集中できなくなります。

また、長時間放置されているお料理を見ると、他人のお料理ながら「早く食べた方が美味しいのに」とか「料理してくれた人に失礼だな」などと余計なことを考えてしまいます。

撮影といえば、最近も動画を撮影していたお客さんと店側がトラブルになり、親方が殴りかかった写真がSNSに流出して大騒ぎになった南麻布の有名鮨店がありました。このようなことがあると店側がお客さんを選ぶと共に、ルールを作って対処するしかありません。

それぞれのお店には、それぞれのルールがあります。お店のルールには従うべきですし、もしそれが気に入らないなら行くのをやめれば良いだけ。店の運営にいちゃもんを付けるのは筋違いの勘違い客です。

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2024年4月5日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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