そう、それは「マスキングテープ」。かつては塗装やシーリングの際に塗装箇所以外を汚さない目的で使用されるなど施工現場の道具として使われていましたが、今はこのような様々な柄のテープが売られ、手帳や部屋の装飾、部屋の汚れ防止のために使われるなど汎用性が高まっています。雑貨用マスキングテープのメーカーのひとつであるカモ井加工紙は倉敷市に本社を置いています。

かつて多くの船がコメなどの物資を運んだ運河、倉敷川。大原美術館のほか多くの観光施設が集まる美観地区のハイライトスポットです。こういう水辺を歩くととても気分が落ち着きます。

さて、川の向こうの方からなにやら威勢のいい掛け声が聞こえます。どうもこの日は阿智神社のお祭りが開かれていたようです。川沿いを神輿を担いだ人たちがやってきました。

倉敷川にかかる橋を渡る神輿。子供たちも威勢のいい掛け声を掛け歌を歌います。倉敷にはほかにも夏に天領まつりなど大きなまつりがあるようですが、春のこの地域の祭りも地域に密着していることを伺わせます。倉敷にも多くの外国人観光格がいましたが嬉しそうに写真を撮っていました。

白鳥も背を向けてGood-bye

さて、そろそろ電車の時間が近づいてきたので駅に向かうとします。

何度歩いても楽しい蔵の街倉敷。蔵造りの街並みを堪能してもよし、ショッピングを楽しむのもよし、食べ歩きを楽しむのもよし、それぞれの楽しみ方ができます。駅からも近く10分ほどでアクセスできますので、近くを旅することがある方はぜひ立ち寄って蔵の街歩きを楽しんでみてください。

編集部より:この記事はトラベルライターのミヤコカエデ氏のnote 2024年6月13日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はミヤコカエデ氏のnoteをご覧ください。