「スープには、じっくりとコトコト煮込むタイプのスープもありますが、ささっと簡単にできるタイプのスープもあります。しかもインスタントではなく、手作りをしたとしても、数分以内で準備できるものもあるんですよ。それなら忙しくても作ろうと思えるのではないでしょうか」(サニーさん)
スープの効能とは「ちょっとしたコツを取り入れるだけで簡単に自分の体調に合わせて作ることもできます。おかずをゼロから手作りするのはさすがにしんどくても、スープなら可能です」(同)
じつは、筆者も野菜スープやキムチスープをよくつくる。野菜が持つ抗酸化物質は老北・肥満を防ぐ効果がある。さらに、食物繊維で、腸内の毒素や老廃物を排出し便秘にも効果がある。太る原因となる血糖値上昇を抑え余分な脂肪を出す。腹に溜まるので空腹による過食を防止する効果もあると言われている。
味つけや食材の追加も自由にできるので飽きずに毎日食べられる。消化がいいので、胃への負担が軽減できる。一般的な他の料理と比較してもカロリーが低い。食をガマンするとストレス過多になるので、スープでお腹を満たすようにしている。
本書ではスープに特化して、幸せな食事につながる考え方と、体と心を「整えるスープ」レシピが紹介されている。この機会に秋の夜長を楽しんでみては如何だろうか。
尾藤克之(コラムニスト・著述家)
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2年振りに22冊目の本を出版しました。
「読書を自分の武器にする技術」(WAVE出版)