■思わぬ言葉に…
その後、美雪は民間の施設でおよそ半年間試験観察となり、問題も起こさず審判を迎えるが「先生…私、まだあの施設にいてもいいですか」という。
驚いた音羽(円井わん)は「美雪さん?」と声を出すが、寅子は「続けて」と一言。「おばあちゃん、私といると、心が休まらないと思うんです。お母さんを思い出し続けるのもかわいそうです。だから、一緒にいないほうがいいのかなって」という美雪の言葉に耳を傾け、「理由はわかりました。それで、あなたの本心は? “あなたは”どうしたいの?」と尋ねる。
すると美雪は「おばあちゃんと、一緒にいたいです」と答え、寅子は美雪がきちんと人生を歩んでいけると判断し、不処分にした。