移動式オービスの対策方法
移動式オービスの対策は基本的に“スピードダウンを心がける”しかありません。
先程もご紹介した通り、移動オービスは測定のときにレーザーを使用するため、現在発売されている車載レーダーではほぼ探知できないと言っていいでしょう。
それでも「どうしても移動式オービスが心配、何かいい方法はないの?」という方は、以下の方法を試してみてはいかがでしょうか。
事前に取り締まり場所を把握することはできる
実は速度違反の取り締まり場所は、事前に把握することが可能です。
レーダーだけを頼りに移動式オービスの対策は難しいですが、あらかじめ測定している場所を把握しておけば、“その区間は特にスピードに気を付ける”といった、ある程度の対策が取れるでしょう。
公開取り締まりの場所は、各都道府県警察のホームページに掲載されており、東京の3月の取り締まり場所は警視庁のホームページで公開されています。
もちろんすべての取り締まり場所を公開しているわけではありませんので、常に注意は必要です。とはいえ、事前情報の収集はオービス対策にとても有効な対策と言えるでしょう。
移動オービス対応のレーダーが発売されるまでは、こういった情報を頼りに対策するしかありませんね。
SNSを活用する
もう一つの対策はSNSの活用です。Twitterなどで“#オービス”といったキーワードで検索すると全国のオービス情報が投稿されています。
一般ユーザーの投稿を参考にするため、情報の真偽は定かではありませんが、参考にはなるでしょう。
おすすめは「有限会社PASOYA」が開発しているオービスガイドというアプリ。オービスガイドではアプリの他に公式Twitterが公開されていて、全国のカーナビ情報を自動でリアルタイムに教えてくれます。
企業の公式Twitterですので一般投稿よりも信頼できる内容です。
初めて走る道路や、住宅街での移動オービス対策にはもってこいの情報ツールのひとつです。
移動式オービスの設置場所
移動式オービスは「可搬式オービス」や「半可搬式オービス」でも解説したように、主に以下のような場所に設置されます。
- ゾーン30といった生活道路
- 通学路
- 渋滞を回避するための抜け道
- 交通量の多い幹線道路
- 高速道路
- 固定式オービスの先や近く など
移動式オービスは固定式オービスと異なり、看板による案内はありません。これは、移動式オービスの配備や取締情報が事前に公開されることが多いためです。
春や秋の全国交通安全運動といった交通違反の取締りシーズンになると、ホームページやSNSなどでオービスの設置が事前予告されている場合もあります。
移動式オービスは発見しにくい場合もあります。以上のような移動式オービスの主な設置場所では普段から制限速度を上回らない運転を心掛けることが必要です。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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