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まるでタイムスリップ!当時の質感そのままの内外装
デートカーは「低いほどえらい」時代
まるでタイムスリップ!当時の質感そのままの内外装
それにしても、WONDERが在庫しているこの個体は程度がとんでもなくよくて、綺麗なことに驚くばかり。
まず綺麗。内外装とともに使用感ほぼなしですね。これには土屋さんもビックリですよ。
WONDERによると「再塗装しているかはわらかない」とのことですが、ドアなどのステッカーがしっかりと残っているところを見るとオールペンはされておらずオリジナル塗装のままのような気がしますね。
新車で買ったオーナーさん(やその後のオーナーさん)の保管状態がいいからなのでしょう、フォグランプとか、ワイパーのレインセンサーとか純正品がしっかり残っているのだから驚き。
フォグランプのカバーもしっかり動くし、オーディオも変えていません。ホイールも純正です。これは奇跡のコンディションですねぇ。
特徴的なリトラクタブルヘッドライトも、もちろんしっかり「パカパカ」しますよ。
デートカーは「低いほどえらい」時代
ライバルといえばデートカー軍団のホンダ「プレリュード」やトヨタ「セリカ」ですが、それらとこのシルビアで明確に異なるのは、駆動方式。
シルビアだけが後輪駆動で、プレリュードは初代モデルから、セリカは1985年デビューのST160系から前輪駆動となりました。
どうしてシルビアはく後輪駆動を守り通したのか? 走りにこだわっていたから……ではなく、ボンネットを低くするため。
低いボンネットがカッコよさの証だったんですよ、当時は。
で、その低いボンネットを実現するには、当時の日産のパワートレインでは、FFよりもFRのほうが設計しやすい……ということで後輪駆動をかたくなに守った……いやそうせざるをえなかったというわけ。
ちなみにS13ではFF化される案もあったそうですが、後輪駆動が継承された理由は走りのため……ではなくやっぱりボンネットを低くできるから。
ボンネットの低さは駆動方式よりも大切だったのでした。
ステアリングを握ると気分は星野一義?!
もちろん、走りもバッチリ。
土屋さんは「この世代のシルビアは人生初かも!気分は星野一義だよ」と楽しそう。
ワタクシだけでなく土屋さんもS13よりも古いシルビアはずっと縁がなかったようです。せっかくなので、40年前にタイムスリップ!
「軽いね」「いいんじゃないの?」を連発しながら、土屋さんの表情からニコニコが止まりません。
それにしても内外装だけでなく走りまでしっかりとコンディションが維持されているのだからビックリ。
「(走行機関系も)ちゃんとしててびっくりした!」と土屋さんも驚きを隠せませんでした。
WONDERのこだわりは、旧車を思う存分楽しんでもらうこと
このS12シルビアに限らず旧車の販売車両はWONDERのこだわりとして「古いクルマはトラブルがつきものですが、可能な限りトラブルを排除できるようにきっちりとメンテしてから渡すようにしています」とのことです。
というわけで、「面白いよ、これは」と初体験だったS12シルビアの愉しさに、土屋さんも大満足でした。
せっかく綺麗な個体なので、このクルマを次に手にするオーナーさんも、できればこのままノーマルに近い形で綺麗に乗って欲しいなと願わずにはいられませんでした。
今回の結論:昭和のデートカーも楽しいですね。
株式会社WONDER
所在地:〒518-0752 三重県名張市蔵持町原出782-1
提供元・車選びドットコムマガジン
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