イカつい男性「ベンツやからハイオクな!」

「お母さん、パーキングブレーキがなくなった〜」確認不足で予想外の展開を迎えてしまったエピソード
(画像=©show999/stock.adobe.com、『MOBY』より引用)

給油口キャップの閉め忘れや、油種の間違いなど、ガソリンスタンドでは小さな注意不足が大きな危険を招く可能性があります。次に紹介するのは、こうしたミスを未然に防いだというエピソード。

「ガソリンスタンドに勤務中、大きなシルバーのベンツが入ってきました。誘導すると、イカつい雰囲気の男性がドアを開けざま『満タン!ハイオク!ベンツやからハイオクな!』と。

でも、給油口を開けてみると『無鉛(レギュラー)』のシールが貼ってあります。慌ててお客さんにレギュラーの間違いではないかと聞くと、『なんやとぉ!』と凄みながら近寄ってきて、『ベンツはなぁ!ハイオクなんや!』と怒鳴ってきます。

仕方なく、フタのシールを指差し『でもここにレギュラーって。ウチはハイオクを入れてもいいですけど、調子悪くなっても知らないですよ?』と強めに言いました。すると男性は少し不安そうに『調子悪く……なるんか?』と。

規定の油種以外を入れた場合のデメリットを説明し、それでも『ほんまか?間違いないか?』と念押ししてくるので、車検証で「無鉛レギュラー」の文字を確認してもらって。それでようやく、『それじゃレギュラー満タンしてや』と。精算のとき、『安っ!』と言って笑っていたのが印象的でした。

その後、再度来店したときに『こないだはおおきに。コレみんなで食べてや』と菓子折りを持ってきてくれました。どうやら車の調子がよくなったらしく、親分さんにも褒められたそうです」(50代男性・会社員)

お客さんの威圧的なトーンにも負けず、事実にもとづいた説明により説得に成功した投稿者さん。お客さんも間違いを認めてからは、素直に感謝を伝えており、微笑ましいエピソードになっています。

とはいえもちろん、油種の間違いのほか、車にまつわる「うっかり」はときに命に関わる危険につながることがあります。ドライバーの義務として、運転から日々のメンテナンスまできちんと責任をもって行いたいところです。

文・鹿間羊市/提供元・MOBY

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