カーライフのなかでは、ちょっとした「注意不足」が思わぬ事態を招くことがあります。運転中や駐車中、メンテナンスなど、維持するうえで気を配らなければいけない場面はさまざまです。
今回は、MOBYユーザーが応募フォームから投稿してくれた内容のうち、思わず「ちゃんと確認して!」と言いたくなってしまうエピソードを紹介していきます。
目次
「お母さん、パーキングブレーキがなくなった〜」
友人「私の車が盗まれた」見つかった車は…‥
「お母さん、パーキングブレーキがなくなった〜」
精神的に余裕がない状態では、普段は当たり前にできている行動が突然うまくいかなくなることもあります。そうした状態では運転を控えることが望ましいですが、仕事の都合などで避けられない状況もあるようで……。
「我が子が職場に入社した当日の話です。車で出勤したのですが、退勤時間が来るなり電話が鳴って『お母さん、パーキングブレーキがなくなった〜』と、泣きそうな声で伝えられました。
慌てて職場まで駆けつけ確認してみると、足踏み式のペダルが踏み込まれた状態のまま、奥で固定されていました。なぜここまで踏んだのか聞くと、自分ではうまく駐車できなかったので、近くで工事をしていたおじさんが代わりに止めてくれたと。
とりあえず帰路についたものの、まだ動転しているのか、夜で小雨が降っているのに、無灯でワイパーも動かさず……車通りのない田舎道だったので、赤信号で止まったところを捕まえ、窓を叩いて『ライトとワイパー!』と叫ぶのですが、疲れきっているのか窓も開けず、『え?』と不思議な顔をするだけ。
どうにか窓を開けさせ、ライトとワイパーを動かしましたが……自分の車に戻りながら、ドッと疲れを感じてしまいました。教習所さん、もっと厳しく指導してください!」(50代女性・会社員)
はじめての職場への出勤、誰でも緊張するものですよね。運転まで注意が回らなくなってしまったのかもしれませんが、こうした危険がないよう、通勤に車を使うようになるまでに十分に練習しておくのが望ましいのかもしれません。
友人「私の車が盗まれた」見つかった車は…‥
ドライバーが注意を払わなければいけないのは運転中だけではありません。駐停車の間も、車が移動することのないよう、パーキングブレーキやギアの位置を確認しておく必要があります。これを怠ると、「うっかり」では済まない事態に陥ることも……。
「私の友人が山間地に住んでいた頃の話です。ある日、彼女は町内に配りものをするために車で回り、あるお宅の前に停めていました。ですが、戻ってくると自分の車がなくなっているではありませんか。田舎なので、いちいちロックなんてしませんし、鍵すら抜いていなかったそうです。
当然、彼女は『私の車が盗まれた』と大騒ぎ。しかし、しばらくしてから周囲を見渡すと、なんと道路から下った崖の下に自分の愛車が……そう、ニュートラルのまま車から降りてしまい、サイドブレーキも甘かったのか、車はゆっくりと山道を下って道路から転落し……。
廃車になったかどうかは聞いていないのですが、いずれにせよ高くついたでしょうね」(60代男性・公務員)
どれだけ短い時間でも、車を離れる際にはギアをパーキングに入れ、しっかりとサイドブレーキをかけることが鉄則です。かなり高い代償とはいえ、他の人を巻き込まなかったのは不幸中の幸いかもしれません。