ヤマハ ドラッグスター400の車種プロフィール

1996年2月に登場。アメリカンクルーザーの特徴であるロー&ロングのスタイルを採用し、エンジンは空冷Vツインを搭載する。アメリカンらしいデザインに加え、低いシートによる足つきの良さもあいまって、女性ライダー人気も高かった。2010年モデルからキャブレター→フューエルインジェクションに変更されている。なお、1998年2月には、派生モデルとなるドラッグスタークラシック400も追加された。

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バイクインプレ

車両の特徴

2017年の生産終了後も根強い人気を見せるヤマハのロングセラーモデル。人気の理由は、アメリカンらしいデザイン、古き良き空冷エンジン、シャフトドライブの採用などが挙げられる。

デザインはアメリカンクルーザーらしくロー&ロングの車体構成で、迫力あるボディサイズに対してシート高はわずか660mmしかない。小柄なライダーでも足つきに不安を感じることはないはずだ。

また、エンジンをはじめとする各部のパーツは質感を大事にした仕上がりになっている。金属の地肌を活かしたり、クロームメッキを施すなどした豪華絢爛な装備で所有感を満たしてくれるだろう。

エンジン

399cc空冷Vツインエンジンの最高出力は30ps、最大トルクは31N・m、ボア×ストローク68mm×55mmのショートストローク設計になっている。メッキシリンダーを採用していて、どちらかといえば空冷エンジン特有のゴリゴリとしたフィーリングよりも、スムーズな吹け上がりを重視した仕上がりになっている。

足回り

駆動にはチェーンではなくシャフトドライブを採用。チェーンメンテナンスをする手間を省ける点においては、メリットが大きい駆動形式だといえる。

ブレーキは、フロントに約300mmの大径シングルディスクを装備、リヤに大容量の機械式ドラムブレーキを装着する。フロントの利きは穏やかで、ガツンと握ってもタイヤがロックすることはない。クルーザータイプには理想的なブレーキ特性になっている。

リヤのドラムブレーキのタッチも良好。クルーザーはコーナリング中にリヤブレーキをかけ続けるシーンが多いが、ドラムブレーキであればべーパーロックなどによってへこたれる心配が少ない。