防衛省は、自衛隊員による「特定秘密」の不適切な取り扱いや潜水手当の不正受給などに対して、計218人の大量処分を発表しました。この中には幹部による「指揮監督義務違反」も含まれています。
深刻な事態ですL5wn
— 峯村 健司 / Kenji Minemura「台湾有事と日本の危機」(PHP新書)出版 (@kenji_minemura) July 11, 2024
参照:防衛省が事務次官や統幕・陸・海・空トップを一斉処分へ…特定秘密漏洩や不正受給問題など受けて FNNプライムオンライン
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防衛省はこれらの不祥事を受けて、増田次官や自衛隊制服組トップの吉田統合幕僚長に加え、陸、海、空の各幕僚長も処分する方針で調整を進めています。
処分対象の事案・特定秘密漏えい・潜水手当不正受給・不正喫食・内局幹部によるパワハラ・指揮監督義務違反
各組織のトップが一斉処分。
>木原稔防衛大臣は辞任せず。それは甘すぎませんか?
防衛省が不祥事で自衛隊員ら218人を大量処分 免職11人 海幕長は辞任 事務次官や統幕長らは訓戒 pic.twitter.com/IXOdxlPIuJ
— 妖精トロール🧚カバじゃない (@amse070707) July 12, 2024
特定秘密漏えい:113人が停職や減給などの処分。 潜水手当不正受給:74人が免職や停職などの処分、最も多い不正受給額は約200万円。 不正喫食:22人が降任や停職の処分、最悪のケースでは約30万円相当の飲食。 内局幹部によるパワハラ:50代の男性3人が停職や減給の処分。
また、指揮監督義務違反で6人の幹部が処分され、特に潜水手当不正受給が目立った海上自衛隊トップは減給処分の上、事実上更迭されました。
防衛省・自衛隊218人を大量処分 特定秘密漏洩やパワハラ 海幕長が引責辞任MVjQSJoWLP
8割以上を占める海自トップの酒井良海上幕僚長が19日付けで引責辞任する。度重なる不祥事が異例の規模の大量処分に発展した。信頼回復へ防衛省・自衛隊には国民から厳しい視線が注がれる。
— 産経ニュース (@Sankei_news) July 12, 2024
防衛省と自衛隊の規律は足元から崩れてしまっています。
深刻な事態。徹底調査と再発防止を強く求める。セキュリティクリアランス制度やアクティブサイバーディフェンスを導入しても、足元から崩れているのではどうしようもない。自衛隊、防衛省しっかりしろ。
開発中のミサイル情報がディスコードに 空自隊員が投稿か | 毎日新聞 Pl
— 玉木雄一郎(国民民主党代表) (@tamakiyuichiro) July 12, 2024
一方で、必要なところにお金が回っていないようにも見えます。現場での予算の使われ方の基準はどのようになっているのでしょうか。
『急な予算増額で、調達人員不足の影響もあろうが、まだまだ隊員の宿舎や整備手当等等隊員の処遇改善で届いていないところもある。残念。主要な陸自駐屯地食堂で、予算不足でクーラーがすぐに直せないところもある』
→防衛費、1300億円使い残し 23年度、過去2番目の規模 GpYn3ANFsB
— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) July 9, 2024