またビデオゲームの実験でみられた勝者敗者効果は、文章読解力の実験でみられたよりも高くなっていることがわかりました。
1人称視点のシューティングゲームは相手を打ち倒し勝利するという点で、文章読解力の成績の比較よりも、より競争として生々しかったからだと考えられます。
ですが最も興味深かった点は、ビデオゲームと文章読解力でみられた勝者敗者効果は、男女両方に等しくみられた点にあります。
研究者たちは今後他の分野において、人間における勝者敗者効果がどのように現れるかを調査していきたいと述べています。
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参考文献
How “winner and loser effects” impact social rank in animals – and humans
https://www.journals.uchicago.edu/journals/qrb/pr/240805
元論文
Winner and Loser Effects and Social Rank In Humans
https://doi.org/10.1086/732049
ライター
川勝康弘: ナゾロジー副編集長。 大学で研究生活を送ること10年と少し。 小説家としての活動履歴あり。 専門は生物学ですが、量子力学・社会学・医学・薬学なども担当します。 日々の記事作成は可能な限り、一次資料たる論文を元にするよう心がけています。 夢は最新科学をまとめて小学生用に本にすること。
編集者
ナゾロジー 編集部