こうしたマウス関連の煩わしさから私たちを解放してくれるのが、技術愛好家グループ「パドローネ」が発表した指輪型マウス「パドローネ・プリメーラ(Padrone Primera)」です。
見た目は単なる「無骨な指輪」ですが、これを指にはめるなら、マウス無しでも、マウスやタッチパッドを扱う指の動きで、PCの操作が行えます。
指を置くことのできる平らな場所(例えば机など)であればどこでも、巨大なタッチパッドに早変わりするのです。
では、この指輪型リングはどのように使用できるのでしょうか。
「指輪型マウス」が机を巨大なタッチパッドへ
この指輪型マウスは、従来のマウスやタッチパッドと同じように機能します。
指輪を人差し指に装着し、人差し指で机をタップするなら、それは「左クリック」になります。
また中指でテーブルをタップするなら、それが「右クリック」になります。
ポインタを動かすのも簡単であり、従来のタッチパッドと同じように、人差し指をテーブルに置いたまま自由に動かすだけです。
スクロールも従来の方法と同じで、人差し指と中指を同時に上下に動かすだけです。
この操作を可能にしているのが、指輪型マウスに内蔵された「モーションセンサー」と「広角レンズ付きカメラ」です。
このカメラによって指の動きが検出されるため、いくらか制限もあります。
例えば、ユーザーは、指輪型マウスを右手か右手の人差し指に装着しなければいけません。
またカメラが指と机を見分ける必要があるため、照明が弱い場所や暗い色の机、大理石の机を避けなければいけません。