■「ばかげたジョークビデオです」ラマー氏

 ルイス・ラマー氏は間違いなく世界で最も才能のある水中写真家の1人であり、これまでに何百ものプロジェクトに携わっている。ラマ―氏は業界内でもきわめて評判が良く、数々の名声を博していることから決して荒唐無稽な発言を行うような人物ではない。

 2019年にはナショナルジオグラフィックの取材班に加わり、北極海で数々の写真を撮影し多方面から称賛を受けている。

 こうした人物が海中で何度も“エイリアン”に出会ったと証言しているのはきわめて興味深いのだが、どういうわけか奇妙な展開を見せているのだ。

 ことのきっかけは超常現象の体験者であるというアンドリュー・ハービンソン氏がラマー氏のツイッターに海中での“遭遇体験”について説明を求めたことにはじまる。

「私はただ単に興味深いのです。なぜならあなたが長い時間を過ごしている海中に地球外文明があるという主張です。海洋生物以上のものをあなたはそこで見たのですか? 返答を心より期待しています。あなたの仕事は美しく今後の活躍も期待しています」(アンドリュー・ハービンソン氏)

 この書き込みにラマ―氏は意外過ぎるリプライを返したのである。

「これ(動画)は私たちが撮影に飽きている間に友人が作ったばかげたジョークビデオです。インスタグラムなどの子ども向けのものです。それは完全なでたらめです。時間を無駄にしないでください」(ルイス・ラマー氏)

 これはいったいどういうことなのか。この話題をとりあげたオルタナティブメディア「Mysterious Universe」では、これには何か裏の事情があると指摘していて、一部の人々はラマー氏が政府から圧力をかけられた可能性に言及しているという。また主流メディアの仕事がなくなる危機に晒されて発言を撤回した可能性もあるということだ。

 UFOやエイリアンに関連する情報については偽情報(ディスインフォメーション)の嫌疑が常につきまとっているが、今回の件も背後に何らかの脅迫や謀略が渦巻いているのだろうか。そしてラマ―氏は残念ながら今後“海中エイリアン”について一切口を噤むことになるのか……。ともあれ海中のUFOやエイリアンについて今後も関連する情報を追っていきたい。

文=仲田しんじ

提供元・TOCANA

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